アイリッシュウイスキーの歴史や特徴

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最も古くから愛飲されているウイスキーとは?というのは実は解っておりません。アイリッシュウイスキーと

スコッチウイスキーの間で度々交わされる議論なのですが、どちらも起源となった瞬間の記録は残っていないため、

決定する事は出来ないのです。アイリッシュウイスキーに関する伝承によれば6世紀が起源と言われています。

アイルランドの修道僧が中東で香水の製造に使われていた蒸留技術を持ち帰り、それを酒造に応用した事が

ウイスキーに始まりだとされていますが、確認出来る資料が存在しないため、実際には良くわかっていないのが現実です。

第二次世界大戦中にアイルランドは中立の立場となり、国内供給の安定化のため、ウイスキーにも輸出制限がかけられ、

戦場のアメリカ兵はスコッチを愛飲したので、アイリッシュウイスキーはウイスキーに置ける優位性を失ってしまいました。

しかし、1950年に世界中でブームとなったカクテル「アイリッシュ・コーヒー」により、アイリッシュウイスキーの

需要は増えましたが、シェアは取り返せないでいます。伝統的なアイリッシュウイスキーの製法と言うのは非常に

特徴的な作り方であり、原料の主体は大麦麦芽と発芽させていない大麦を主体に作られています。そこにオート麦や小麦、

さらにライ麦など5種類の原料を混合した後に糖化し、発酵を行い蒸留をするピュアポットスチルウイスキーという

ジャンルなのです。原料の乾燥では香りが着きやすい方法を使用していないため軽やかな風味で、蒸留を複数回おこなう

ウイスキーが多いため、滑らかで軽快な飲み口が特徴です。ウイスキー初心者でも飲みやすいのがアイリッシュウイスキー最大の

魅力で、癖が少なく、水や氷と合わせたりカクテルにしても失敗しにくい味わいです。

 

Bar Entrust

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東京都中央区銀座8-4-23クレグラン銀座ビルB1F
営業時間 18:00~6:00
TEL 03-6264-5244
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お休み 日曜・祝日

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